採用管理システムに関する最新情報

少子化の影響により、新卒者の雇用が非常に困難になっており、また、若年層の仕事に対する意識の変化やより賃金単価の低い労働者を求める会社の思惑から、非正規社員が増大するなど、業務内容が複雑化し、採用担当者の負担は大きくなるばかりです。そこで、各会社においては採用事務を簡素化するために、これらの業務をシステム化してきました。その内容は応募者の基礎データをシステムに入力することでデータベースを構築するとともに、採用までの各工程における進捗状況を一括管理するものでした。このシステムの導入で、採用事務は大幅に効率化したものの、例えば応募者のデータベースは手で入力しなくてはならない等、改善の余地は十分にありましたが、徐々に改良が重ねられており、より使いやすいシステムに進化しています。

応募者にかかる基礎データの自動収集と分析機能

採用管理システムを稼働する上で、応募者の基礎データをデータベースに落とし込むことは、とても重要ですが手入力では作業時間が膨大となってしまいます。そこで、最新のシステムでは自社サイトから募集してきた人は当然として、他の求人サイト等からの応募者についても、各サイトの申込み用フォームに入力した内容が自社のシステムに転送され、自動的にデータベース化される機能が付加されています。この機能によって、入力作業の軽減だけでなく、入力ミスも基本的にはなくなります。さらに、どういった経路で応募してきたのか、性別、年齢、応募地域などをもって分析することにより、求人広告を出稿する媒体の絞込みやターゲティングが容易にできるようになりますから、より効果的なプロモーション戦略を展開できるのです。

採用管理システムと人事管理システムの連携

これまで、求職者のデータベースは個人情報保護の観点からも、担当部署だけで保管していましたが、社内の他のシステムと連携ができないなどの弊害がありました。そこで、採用管理システムを社内のサーバー上に構築し、他のシステムと連携させることによって、各担当者がひとつのデーターベースを利用して、入社後の業績や表彰などの人事データが入力できる、総合人事システムの導入が拡大しています。社内サーバーに人事データを置くと、セキュリティの問題が気になりますが、各担当者には必要な項目しか、サーバーからは引き出せないようセキュリティを強化していますので、不安はありません。また、データベースにデータを蓄積するだけでなく、人工知能を用いて、選考基準の可否や応募者の応募傾向といったデータ分析を行うことも可能となってきています。このように、採用管理システムは、雇用までの進捗管理を行う目的から、社内の総合的な人事データを管理・分析するシステムに進化しているのです。